*43歳 女性 主婦 膠原病(SLE)全身性エリテマトーデス
*目的: 膠原病による疼痛の緩和(主に腰、膝、肘の関節部の痛み)
*初回時の様子と症状
様子:
顔の表情は硬く、笑顔の少ない何かに耐えている感じがあった。それは痛み等の辛さであっただろうか・・それとも初めての施術に対する不安だったろうか
来店された時はSLEと診断されてから丁度一年経過した時期であり、定期的な血液検査での経過観察時期でステロイドなどの薬も服用せず、自分なりの食事療法をしていた。(サラダ油→オリーブ油、肉類、コーヒー、甘いもの,乳製品を控える)
症状:
1)就寝中、朝方強烈な痛みで目が覚める。痛みで寝返りもできない状態。
2)ベッドから立ち上がる時も椅子から移動する時も腰、膝、肘の関節が痛く何か支えがないと立てない。
3)毎年帯状疱疹にかかる。
4)手の指先のレイノー病現象がみられる。(両指)
5)特に左手の第3指、4指の曲げにくさがある。
6)冷え性
*このケースではご家族にアトピーの方がいると聞いていたのでお顔上の痒みなどのトラブルがあれば、ハンドかフットの施術にしようと考えていたが、クライアント様は痒みからくる湿疹が少し見られた程度で食事療法、ステロイド不投与などが幸いし肌状態、デポジト自体も複雑でなく明確であったのでFRで3ヶ月施術することに決め、月3回来店していただくことを条件にお引き受けする。
初回対応メニュー: フェイシャルリフレクソロジー(以下FR)のみ
*:FRの所見
1) 右側胃ゾーンに硬い部分がある。
2) 痒みからくる皮膚湿疹が少し見られ、皮膚弾力のない状態。
3) 仰向けで脚を伸ばすとジンジン痛くなり伸ばしていられない状態。自由に曲げてもらう。
4) 右側耳下腺が指が入らないほど硬い。(ステップ1のオレンジ三焦経)
5) 施術中左の第3指、第4指が曲がったままになる。
*トリートメントプラン・・ローズヒップオイルによるFRのみ(のちフランキンセンスオイル使用)
ポイント: 自己免疫疾患とホルモンが関係することを念頭に入れプランを立てる。
* デポジット:胃
* ステップ1~3まで通常に
* ステップ4・・額部分中央~髪際~こめかみの耳上まで十分にトリートメント
* ステップ5・・眉間の上、鼻筋、法令線の角を丁寧にトリートメント
(4,5はクライアントの主訴である肩のこわばり、腰、膝、肘の疼痛に効果的な場所)
*ステップ6・・ニューロバスキュラーポイント(黄色)
*564の神経ポイント:.脾臓・37,127
視床下部、下垂体・26,106
副腎・17
*コロンリンク:太陽神経叢と脾臓(黄色):自己免疫疾患と捉えて
*ヤマモトメソッド: オレンジ
*ステップ7・・通常に
1回目施術後お顔の表情、肌色、目つき、声、動作など多くの変化が見られ、FRでのこれからの効果を確信。
以下クライアントさんのコメント
≪昨日はありがとうございました。初体験のトリートメント、大変気持ちが良かったです。
脳が癒される感じでしょうか? とにかく心地よかったです!
昨日は眠りが深かったように思います。
いつも通り痛みで3時頃目が覚めてしまいましたがそれまでぐっすり眠れました。
朝の症状は今回は変化がなかったように思います。
回数を重ねるうちにどう変化 していくか楽しみです。
ただ気持ちの面は変化があったように感じます。
うまくお伝えできませんが重い荷物が軽くなったようなそんな感じがします。≫ 本文そのまま
*その後の変化:
施術2回後・・身体が軽くなり頭も気持ちもすっきり。翌日の朝は膝、腰の痛みが和らぐ。
施術4回目以降・・夜間熟睡できるようになる。夜中痛みで目が覚めるものの、体位変換を努力してみる。
変換した後は痛みでねむれなかったが、それからも再び眠れるようになる。
施術5回目・・膝の痛み完全に消失。腰もすっと立てる感じ、同時に指のこわばり痛みも薄れる。
施術9回目・・血小板、リンパの値が少し良くなってきた。
施術11回目・・手への施灸。右側耳下腺の硬結が顕著
施術12回目・・よく笑いよく話すようになる。2週間空くも身体不調、痛みも出ず維持可能であった。
施術13回目・・3ヶ月経過し少し軽快になっているので月2回を持続しようと提案。
現在平成27年6月の時点で17回目の施術予定。
3ヶ月経過後のクライアントさんのコメント (12回終了して)
≪トリートメントを12回受け、最初とは比べものにならないくらい、関節痛が良くなりました。
痛みから解放され、気分的にも楽になりました。
家族からも以前よりも顔色が良くなった、明るくなったと言われます。
又風邪をひきにくくなったり、良く眠れるようになりました。
疲れを引きずることが無くなったように思います。
3ヶ月での身体と心の変化に自分でも驚いています。
あとは、血液検査の数値が基準値内に入ることが目標です。≫ 本文そのまま
引き続き月2~3回を目安にトリートメントを継続中で平成27年6月時点で17回目の施術予定です。今後はTCM東洋医学フットリフレクソロジーなど効果の高いプランで施術する予定にしています。突発的な痛みには鍼灸を併用します。
血液検査の数値が改善されるまであきらめることなく続けます。
プロフィール:
國吉明子
東京都文京区春日
“Tia’s Balance “ オーナーセラピスト
私がこのセラピーを知ったのは、ロンドンにいる姪を通じてでした。彼女もLone Sorensenのいくつかの講座を受講し、セラピストとして既に活動していたのでその効用は周知の通りでした。
私自身は当時鍼灸師として何年か 過ぎていたのですが、“私にはTouching の方が鍼よりも合っているのでは?”との思いと家族に難病の兄がいたので、彼の症状が悪くならないようにする為にもこれは良い!との思いで始めることにしました。
東洋医学、西洋医学、ベトナムなどの伝統医学等々のエキスがたっぷり詰まった内容の講座はどれも魅力的だったのですが、まず、ソレンセン式セラピーの基本的な「フェイシャルリフレクソロジー」を選択し東洋医学的な考え方を確認し、更に深く色々な講座を勉強することになりました。
現在自宅のサロンで “ビューティーラインの一歩先にある調整と統合”をテーマに習得したセラピーの組み合わせでアンチエイジング、フェイシャルリフティングなどのビューティー面と、様々な病からくる症状のリハビリ的な機能回復などを基本にしたトリートメントをさせていただいております。
取得資格:
フェイシャルリフレクソロジー
TCM東洋医学フットリフレクソロジー
ニューロフットリフレクソロジー
ニューロハンドリフレクソロジー
フェイシャルリンパドレナージュ組み合わせ法
コスモフェイシャル
コスモリフト
コロンリンク
コスモアイ
養育者指導ペアレンツコース