テンプラーナ早期介入療法の症例：自閉症

それ以外にも様々な変化が見られました。

1週目：
食事の変化があったがヤーハヤはそれを受け入れていた。

2週目：
施術中、落ち着いたり落ち着かなかったりと変動はあったが段々落ち着くようになってきた。

3週目：
健康的な食事を受け入れ続けている。健康的な睡眠サイクルも継続していてよりバランスが取れるようになってきた。

4週目：
より長く活動することができるようになってきた。
母親のことが大好きという表現をするようになってきた。
テンプラーナを開始した9月以降、母親に対してハグやキスをするなど以前には全く見られなかった愛情表現をするようになった。

5週目：
乱暴なところが減ってきた。葛藤や他人との対立の際は大人に助けを求めるようになった。
爪を噛むことが少なくなってきた。
以前は紙やプラスティックなど眼にした全てを口にしていたが、それが見られなくなってきた。
文章を繰り返し口にすることが少なくなってきた。

学校での評価：
問題行動に改善が見られてきた。
喧嘩をすることがなくなり、以前見られた乱暴なところが少なくなってきた。
しかし、まだ安定したものではなく変動が見られる。

施術に関する母親のコメント：
顔と手に見られた部分的な腫れが軽減してきた。
彼が耐えうる施術時間は最大で45分である。
フットやハンドの施術よりもフェイシャルリフレクソロジーが本人は好きである。
今のところ週4回の施術を安定してこなすことができていない。週によっては4回、2回、3回と出来る範囲で行っている。

2018年5月8日

ロネ先生の代行でテンプラナーナ早期介入療法を行うために私（五十嵐）がオマーンに2週間滞在しましている際に2回目のフォローアップにヤーハヤがご家族とともにやってきました。

カルテやご家族からの反応で、ホームトレーニング開始後からかなり良くなってきている、変化が出てきているというとされてはいましたが、この状態で良くなってきているとはかなり大変な状態だったのだろうと考えこむほど、見ているそばからいろいろなものを触れたり引っ張ったり壊したりという状態でした。

その彼に、今まで主にホームトレーニングを担当していたお姉さんが自身の出産に伴い施術を行えなくなり、違うお姉さんが日々の施術をしている状態で、残念ながら一生懸命行ってはいるのですが、ヤーハヤがかなりの多動のことから、本人が飽きる前に行おうとしていたせいか、施術のスピードがかなり速いものでした。

フォローアップでそのあたりを含め技術チェックを行い、今まで施術をしていなかったお母さんやほかのお姉さんも本腰を入れて行うべく同席し真剣に取り組む姿勢となっていたため、改めて糖の摂取を控える重要さや施術のスピードについてお伝えしました。次回のフォローアップでは停滞を脱し、変化していくことを楽しみにしています。