テンプラーナ早期介入療法 聴神経腫の症例
イギリス:メルビンのケース
診断名:聴神経腫
聴覚神経の手術後、顔面神経麻痺の可能性については病院で聞いていましたが、その意味を深くは理解していませんでした。そしてこういった術後に平衡感覚に問題が出たりすることがあるのは知っていましたが、まさか歩行器、松葉杖、杖を順番に使っていくことになること思いもしませんでした。もちろん回復期に時間がかかるとは予測していましたが、それを軽視していたようです。
歩くことができず、硬いものが食べられない長い期間を過ごした後、辛抱強く訓練したことで6か月後にようやく酔っぱらいのように心許ない足取りですが杖がなくても歩けるようになりました。しかし、バランスと統合に問題がまだあったため、歩くときには杖を使用していました。特に街中を歩く際、横断歩道を早く渡ることができないため、両サイドからくる車を止めて自分のペースで道を渡りました。
何でも食べることはできましたが口をうまく閉じることができないため飲み物はストローを使用していました。笑うと口がゆがみましたが気にしません。
顔面麻痺は神経へのダメージの状態により数か月続くことがあるが自然に戻ってくると聞かされていました。そんな中、6か月後に妻がフェイシャルリフレクソロジーというものがあるのを見つけてきました。リフレクソロジーは知っていましたが、顔のリフレクソロジーは聞いたことがありませんでした。自然の治癒力に任せて時を過ごしている中、やってみなければ何も変わらないと思い、試してみようと思いました。
8週間続けて週に一度の施術を受けていくと口角が落ちていないことに気が付きました。そして、眼にも潤いが出るようになり、一目ではマヒがわからないまでに変化しました。私を知っている人から見れば目に見える改善でした。
施術は負担のかかるものではなく、ただ横になり顔をマッサージされるもので、私はよく施術を受けながら寝てしまいました!
私の場合この施術を受け始めたのは術後6か月たってからでしたが、術後割とすぐにでも受けることもできます。結果私の場合は顔面左の麻痺は多少残っていますが大きな改善が見られました。
興味を持たれる方もあると思いますので、私の受けたトリートメントの説明を下記に記載します:
これは私の最寄りのリフレクソロジストであるベロニカ・トゥーゼルさんからの情報です。彼女はイギリスに3名しかいないテンプラーナ早期介入療法士の一人です。
テンプラーナ早期介入療法と呼ばれるアドバンステクニックを組み合わせたフェイシャルリフレクソロジーを初回のセッションで受けました。2回目からは更に症状にあわせ表情筋に対するマッスルスティミュ
初回施術後2日目にひどい疲れを感じましたが、同時に左目に潤いが出るようになり、何か変化が起きているのは体感しました。
毎週セッションを受けて行く中で、時間の許す限り足からのニューロフットリフレクソロジーも加えてもらい、毎回変化が現れました。実際、この2回目のセッション後サロンから帰宅する際に杖を忘れそうでした。改善の具合は病状によっても異なりますが、私の場合は約10回目のセッション後、普通の顔に見えるようになり、バランス感覚もよくなってきました。その後も様々な改善が見られ、現在は自由に目を閉じることができるようになりました。
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